2013年6月18日火曜日
シガー・ロス 『クウェイカー』 / 2013年 (3枚目)
シガーロスの7枚目のアルバム。
確か初めて彼らのライブを観たのが2005年のフジロックで、
マーズヴォルダの後だったからぐったり疲れて演奏中に立ち寝をしてしまった記憶がある。
でもそれほどシガーロスの音楽が心地よかった。
あれから8年間、ずっとシガーロスのファンです。
もうシガーロスは唯一無二の存在だし、
いまやレディへと並ぶくらい有名になったけど
そのスタンスは変わらないし、
いつ聴いても古いとか新しいとかそんな境地にいないバンドなんだなと思います。
さて、今回のアルバムはキーボードが抜けて3人になってからの初プロデュース作品とのことで
正直どうなるんだろうと思ったけど、それは杞憂に終わりました。
まず、ジャケットが黒い。
内容もそれに伴って、「黒い」という表現がぴったりかも。
白いジャケットと言えば3枚目の『()』だけども(あの作品こそが彼らの最高傑作と思う)あのアンビエントで静かな世界とは今回は明らかに対照的である。
内容も「黒くて重い」ものになってる。
1曲目から何か巨神兵みたいなのがゾ~と蠢いてる様な楽曲だし、
キーボが抜けて、逆にバンドサウンドを強調したような内容。
まぁ必然というかそうなるわな。
アルバム通すとホントに重いです。
いままでで一番重いし、比較的ハイテンションなアルバム。
ただ、重い暗闇の中に一筋の光がみえる様な(ベタベタな表現だけどそれが一番合ってるかな)アルバムになってます。
つまりこれまで以上に重めのバンドサウンドを強調しつつも展開やメロディなんかはやっぱりシガーロスと感じられるので安心してください。
でもね、やっぱり『()』が好きな自分としてはキーボードがないと物足りないかなぁ・・・
問題は次の作品ですね。
今回はキーボが抜けたことでそれを逆手にとった作品であったが
同じことを二回やるのはちょっと違うと思うので次回作を楽しみにします。
7点(10点満点)
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