2014年2月6日木曜日

永遠の0 2013年/日本映画/144分 (31本目)


小説も読んだので一応観てきました。今年の話題作。


内容はともかくとして、
世間で絶賛されてる程いいとは思いませんでした。


全体的につめの甘さが目立ちます。


妻役の井上真央は苦労している設定にも関わらず肌が綺麗すぎます。

日本映画って女優を綺麗にすることは頑張るのに
ブスにすることはしないですよね。


何年か前に「モンスター」ってアメリカ映画がありましたけど、
あんなに美人なシャーリーズセロンがものすごいブスに変身していて驚いた覚えがあります。

役者だなって感動した覚えがあります。



今回だってもっと痩せてヤツれた演出だってできたのに
メイクでちょっと汚れを出してるだけなのが手抜き感がみえて残念でした。



それから戦争当時のことを語る老人が数人出てくるんですけど
みんな大御所の俳優です。

青年時代の役者も有名どころばかりです。


同じ人物って設定ですけどそれぞれの役者が有名すぎて
若いころと老人になった自分とつながらないんです。


戦争時代と現代の役者達はもっと無名の役者を使えば回想シーンとして自然なんでしょうけど
それを言ってしまえばこの映画を否定することにもなるんですけどね。


CGも大画面で観てるせいかCG感粗い感じがしました。

なんだかジュラシックパークのころとあまり大差ない気がしました。



色々言いましたが、内容は人間ドラマ炸裂です。

戦争時代の話ですからいい悪いは自分は言いません。

というかその時代を生きていないので言えません。



小説も読みましたが、百田さんはあまり文章力は高くないです。

言いたいことは一貫してるので技量よりも勢いですね。


宮崎駿からも井筒監督からもぼろ糞言われてる可哀そうな映画ですけど
そこまで酷いわけではないです。

内容だけで言えばそこそこの出来です。


ただ、映画としてなら評価は高くないです。



6点(10点満点)