2013年5月27日月曜日
おおかみこどもの雨と雪 2012年/日本映画/118分(2本目)
昔からアニメはジブリか大友克彦かエヴァくらいしか観た事がなかったけど細田守監督はここ最近のアニメ監督ではグイグイきてる感ありますね。
ストーリーや見せ方は現在のジブリより勝ってる感じがします。
(いまのジブリ作品は難解なメッセージ性により、
ただ単に家族で楽しむには少しエンターテイメント性が希薄かなと感じます)
「時をかける少女」で原作の20年後という設定で変わったアプローチを見せ、
「サマーウォーズ」で仮想空間でテロに大家族総出で勇敢に立ち向かっていく戦争モノと
何かとひねりの効いた監督さんだなと好意的にみてました。
そして3作目。
予告をみるとオオカミやら動物系の映像・・・
正直、動物やファンタジーものに苦手意識を持ってる自分としては今回なかなか観るのに腰が重かった。
が、口コミはやっぱりイイし、
レンタル店のTSUTAYAでも人気作なので一応チェックしましたよ。
観終わって、一言。
「やっぱり食わず嫌いは、損。」
素直に面白かった。
オオカミ男と人間が恋し、二人の子供を田舎で育てていく母親の苦労話ってところかな。
子供を都会で育てることの大変さ、田舎で育てることの大変さが描かれており
なおかつ二人の子供が対照的なそれぞれの道を歩み始めるまでをすごく丁寧に描かれてます。
そして二人の子供が生き生きしていて愛らしく、可愛いことこの上ない。
けど一点、気になる部分が。
この監督、どの作品も言えることだけど出てくる女の子と男の子が似通ってる。
「女の子が強く、男の子が弱い」
確かに「草食系男子、肉食系女子」と女がたくましく強い時代を反映してるかもしれないけど
毎回一緒で今回ちょっと鼻についたかな。
別に女は女らしくなんて時代錯誤なことはいわないけど
何か毎回の男は女々しいこの描き方されるのあまり好きじゃないんだな。
気になったのはそこだけ。
よく言えば、みんなが楽しめる映画
悪く言えば、誰にでも受け入れてもらえるいい子ちゃん映画。
全体的に音楽も素晴らしく、後日サントラもレンタルしてしまいました。
やはり音楽って映画の重要なファクターだなと改めて感じました。
8点(10点満点)
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