2013年9月5日木曜日
アルマゲドン 1998年/アメリカ映画/150分(19本目)
何でいまさら?と言われるかもしれませんが
TSUTAYAでふと見かけて懐かしくて思わず借りてしまいました。
もう15年も前の映画なんですね。
当時、自分はまだ中学生でこの映画に号泣した覚えがあります。
で、15年ぶりの再鑑賞。
まぁ、よくもこんなひどい映画で泣いたもんだ・・・
はっきり言ってこの映画、かなり幼稚な作りです。
小惑星の表面を掘削し、その中に爆弾を設置して爆破し
地球に衝突するのを回避しようとする話ですが、
人類が滅亡しようとしている時にNASAは
17か月間訓練した宇宙飛行士でなく、
2週間しか訓練してない、しかも掘削員を宇宙に行かせないですよ。
(中には犯罪歴もあって宇宙に行く寸前にも暴力事件で警察に捕まっている者もいる)
いくらそれしか方法がないとなってもちょっと現実的に考えてありえない。
まぁ、それを言ったらこの映画は元も子もないんですけど設定自体に無理がある。
だからもう冒頭の部分で全く入っていけなかった。
あとアメリカ人至上主義が非常に鼻につきました。
一人ロシア人もいましたけど結局アメリカ人が人類を救ったっていう映画でしょ。
「アメリカ人はすごい!」って自分たちで勝手に盛り上がってて
かなり心が離れました。
日本人の描写は松田聖子がニューヨークで逃げ惑うだけでしたから。
ブルースウィリスとベンアフレックの子弟ドラマはいま観ると
非常に安っぽいドラマだなって印象。
ブルースウィリスは冒頭でベンアフレックに拳銃ぶっ放してたくせに
ラストで「ホントはお前の事、息子の様に思ってた」って変わりすぎでしょ。
ちょっとこの変わりようは人格ヤバい奴ですよ。
しかも子弟ドラマのパターンはもう使い古されている。
余談ですが、「ワンピース」のサンジと片足のゼフもこれと同じパターンですね。
あとテンポが良すぎて1シーン1シーンが非常に安っぽいんです。
息子に「実はあの人はセールスマンじゃなくてあなたのお父さんなの」っていう
親子のシーンも後付感があり安っぽい。
アクションは迫力はありますし、一生懸命見せ場を作ろうと色んな危機を
盛り込んでいるので飽きずに観れますけど
なんせカメラの手振れが半端ない。
臨場感を出すための演出なんでしょうけど
酔いそうになります。
後半は小惑星のシーンばっかりで単調になるのを避けたかったんでしょうけど。
で、ラストの横になって歩いてるシーンなんかはちょっと臭くて笑ってしまいました。
どう?最大の見せ場だよ?感。
この映画はもっとテレビドラマなんかにして
時間をかけて一人ひとりのドラマをしっかり描いた方がいい様な気がします。
150分にまとめるとどうしても一つ一つが中途半端なままになってしまうんで。
監督もいまになって後半はやり直したいって言ってるみたいですから
この出来に満足してないようです。
まぁ何も考えずにポップコーン食いながら休日に観る映画としてはいいんじゃないですかね。
2点(10点満点)
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