2013年8月22日木曜日
諫山 創 『進撃の巨人』 (5冊目)
まぁ、十分話題になってるから今更自分がレビューしなくてもいいか思ったけど一応ネ。
「めちゃくちゃ面白い!」って友達にゴリ押しされて重い腰を上げて読んだけど
結果としてまぁ、そこまで絶賛する程でもないけど・・・
うん、面白いかな。
100年間高い壁で囲まれた街があって、平和に暮らしてたけど
その壁が突然巨人によって壊され、理不尽に人間が次々に食われいく。
目の前で母親を巨人に食われた主人公が巨人を駆逐する為、
兵隊に入る所からこの話は始まる。
作者はこの作品でデビューしたド新人。
しかも残念なことに画がめちゃくちゃ下手くそ。
1巻なんて高校生の漫画好きが授業中に落書きしてみましたという感じの画。
構図もおかしいし、まだまだ発展途上かな。
けどもそれを払しょくするかの様に
話のもっていきかたは非常にうまいな思う。
複線がたくさんあるけど、複線を敷きっぱなしではなく
ちゃんと回収しつつも、また新たな複線を敷く。
見せ方がうまいです。
アメリカのテレビドラマみたいです。
ただこれ全部ちゃんと回収できるのかな。
さっきは画が下手とは言ったけど巻が進むごとに上達していきます。
特に巨人VS巨人のバトルシーンは迫力あると思いましたね。
画が下手だけど読んでいくうちにさほど気にならなくなります。
あと巨人に対しての人間の恐怖心は非常にリアルかな。
ふつう、こういった漫画では勇敢な戦士は殺されるまで戦士でかっこよく死ぬパターンがありがちだけど
この漫画ではどんなにカッコいい奴でも最後は命乞いをして恐怖にまみれて死んでいく。
「死」の恐怖をとことん描いてるところなんかは従来の漫画とは違うかな。
そしてびっくりしたのが10巻です。
突然物語に大きな転換期が訪れるんです。最初は何言ってるんだろ?と思うんですけど
ちゃんと読んでみると、おいおい・・・ってな感じ。
で、ラストにはマジですか!って。
興奮しながら最新刊の11巻を読んだけど話が進んでねぇ・・・
で、また4カ月後ですか。
まだ完結してないし、何かとアニメ化だとか実写化だとか騒がれてますが
どうなんでしょうかね?
お隣の韓国でも大人気だそうです。
ここまできたら逃げずにちゃんと物語を完結させてほしいものです。
お願いだから「GANZ」の様に残念なラストにだけはしないで頂きたい。
正直、何とも言えないところもあるので
最新刊の11巻までの評価ということで。
7点(10点満点)
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