2013年9月3日火曜日

ルーパー 2012年/アメリカ映画/118分(17本目)



最近ブルースウィリスはやたらめったら映画に出まくっていますね。

小遣い稼ぎなんでしょうか?

で、タイムトラベルものということで気になったので鑑賞しました。




感想としては、いい素材だけど調理方法を間違えた
って感じですね。

やっぱりブルースウィリスが拳銃持つとどうしても「ダイハード」になっちゃうんですよね。
これって本人も言われるの嫌なんだろうけど。
ブルースウィリスって演技も全部一緒だし
どの作品も結局同じキャラになってる。


日本でいうと木村拓哉みたいですよ。

金太郎飴みたいでどれも同じ役柄。
量産型って感じですね。
だからどれ観てもある程度は観れるけど結局「ダイハード」と一緒じゃねぇかって事になる。



映画について言うと結構話がわかりづらい。


未来ではタイムトラベルが可能になったが、法律で禁止されてる。

未来では殺人を犯すとばれてしまう為、犯罪者は30年前に殺したい奴を送りこんで
当時の殺し屋に殺させるという方法をとっていた。
(なぜ30年前なのかは説明なし)

主人公は殺し屋なんだけどそこへ送られてきたのが30年後の自分。
で、ターゲットは逃げてしまう。

未来の自分を殺さなければ自分の命が危ない殺し屋と、
妻の復讐が目的の未来の自分とのSFアクションって感じ。



これだけでも結構複雑な話なのにここにさらに
主人公のラブストーリーも入ってきて
さらにヒロインの息子の超能力も入れてくる始末。


監督はよっぽど自信がないんでしょうか?
色々詰め込みすぎですね。


あらゆるものを取り込んだエンターテイメント作品にしようとしてますけど
それにしてはテンポがよすぎて観客はついてこれないですよ。

このテンポについてこれない人は観なくていいって感じですか?
それは監督のエゴです。
きちんと説明しないのはただの仕事放棄。
または、完成されてないものを出すなよって感じです。


もっと色々削って自分VS自分ってわかりやす構図の方が
もっと人物描写を深く描けてストーリーに厚みが出たのでは?


あと、ジョセフゴードンの30年後がブルースウィリスって設定なんですけど
無理があります。

似てないんです。
だから30年後と言われても、ジョセフゴードンはジョセフゴードンだし
ブルースウィリスは・・・もっと言えば「ダイハード」のジョンマクレーンだし。

これはキャスティングミスでしょ。

だったら「バックトゥザフューチャー」みたいに全部本人が演じればよかったんじゃないですか?


何だかんだボロクソ言ってますけど
未来の自分がターゲットって言う設定自体は面白いと思うんです。


いい材料はそろってるのに
ちょっと調理方法を間違えた・・・そんな感じの映画ですね。


4点(10点満点)


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