2013年6月18日火曜日
小玉歩 『クビでも年収1億円 コミック版』 (3冊目)
ずいぶんと売れた本みたいで、これはそのコミック版。
電車の広告欄にやたらと一時期掲載されていたので何となく気にはなっていたので読破。
正直、本にするほどの内容でもない。
簡単にいうと著者は大企業のサラリーマンで数年がむしゃらに働いたが、
副業がバレて会社をクビになる。
そこからヤフーオークションを始め、せどり、メルマガとネットビジネスを始めることにより大成功をおさめる話。
いまの会社に不満があり、転職やら副業を考えてる人にはかなり刺激になる本ではないでしょうか。
ただ、本の内容が非常に薄っぺらい。
前半は、いかにサラリーマンがこれからの時代不利になるか
サラリーマンを全否定にかかってる。
確かにインターネットの発達や低賃金のアジア人の需要が増えたことにより
(学校で習ったことを仕事に活かす)知的労働の時代は古いのかもしれない。
けども、いくら筆者がサラリーマンをやめ、
インターネットビジネスで大成功したからといって
いまも昔も日本人の多くの人がサラリーマンなわけで
サラリーマンのおかげで日本は大きくなったし筆者も恩恵を受けてきたはずなのにそれを全く蔑ろにした考えはちょっと違和感があった。
この本を読んで会社をやめた人で大成功をおさめた人っているんですかね?
さらにヤフーオークションで荒稼ぎってそんなに簡単なものなのかな?
冷静に考えてみると、誰にでも当てはまる生き方ではないし
この本に100%影響を受けるのはあまりにも危険。
サラリーマン否定とネットオークションを始めようという
同じ様なフレーズが何度も出てくるし、この本は軽い洗脳に近いのかな。
自分にはなんだか怪しい商材の様な本といった印象。
まぁこうゆう生き方もあるよって程度で読んどくのが一番いいかも。
3点(10点満点)
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